未知との遭遇

WOWWOWってすばらしい。
古今の名画、話題の舞台、リーガ・エスパニョーラやローランギャロ・・・
あらゆるジャンルのものが見れます。映画なんかはどういう選び方をしてんのか
古いものから、すんごいB級映画から、インディペンデント系のやつから・・・。

今日はスピルバーグ監督の『未知との遭遇』(1980年)をやっていたので観てみました。
ストーリーは単純。人類と宇宙人とのファースト・コンタクトの話です。
公開当時は、スケールの大きなコンピュータ・グラフィックスが話題になっていたように思います。

私が感銘を受けたのは
UFOから人類へと初めて送られたメッセージが「音」だったことです。

ソ・ラ・ファ・ファ(1オクターブ下)・ド

この5つの音の連なりを音波に乗せて送ってくる。
学者により、その音に地球のある1点、つまりファースト・コンタクトの場所を示す座標が指示されていることが解析される。
その地点はアメリカ、ワイオミングのデビルス・ロックという国立公園。
準備万端で待ち受ける地球軍の前にUFOの群れが現れる。
 ♪ソ・ラ・ファ・ファ・ド
地球軍はUFOに向かって、メロディーと、光を送る。
移調して同じメロディーを。テンポを変えて。断片で。
何度も繰り返し繰り返ししていると、UFOがそれに答え、同じメロディーを送ってくる。

いったん空に消え、やがて巨大なマザーシップが現れる。
ここからが感動的です。
 ♪ソ・ラ・ファ・ファ・ド
  ♪ソ・ラ・ファ・ファ・ド
このメロディーの受け答えに続き、マザーシップが新しいメロディーを送ってくる。
応える。新しいパッセージ。応える。・・・・
やがて、2者によるコラボレーションになっていく・・・・。

『未知との遭遇』の作曲担当は、かのジョン・ウイリアムズ。
 (『ジョーズ』『スター・ウォーズ』『E・T』ほか)
この部分の音楽は、地球人と宇宙人のコンタクトという場面を的確に表現しながら
音楽としてもとても自然で興味深いものになっています。

UFOに拉致(?)されていた地球人達がマザーシップから降り立ち、
かわりに地球人一人が選ばれ、マザーシップに乗り込む。
例のメロディーを解析した学者が、右手を差し出し、
宇宙人に向けて、そのメロディーをコダーイ(ハンガリーの大作曲家)のハンドサイン(音階を示すハンドサイン)で示してみせ、にこっと笑う。
宇宙人も、細長い手指をのばし、ハンドサインを返す。そして、ぎこちなく口元をほころばせる。
感動的なシーンです。

ファースト・コンタクトは“音楽”

宇宙人とも音楽でコンタクトできるのに
なんで、同じ地球人同士で戦争しなきゃなんないのでしょうね。
そんなメッセージを感じました。

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この記事へのコメント

2006年06月17日 03:23
♪ソ・ラ・ファ・(下)ファ・ド~♪
ふっふっふっ!!夜中に、既に生産中止となったヤマハのポータサウンドで、弾いてしまいました!!
ねこまっく
2006年06月17日 03:42
きっと、公開当時、多くの人が家に帰って、そうしたんじゃないでしょうか。
で、宇宙人は現れましたか?(笑)
2006年06月17日 07:54
最近観た映画「戦場のアリア」も敵味方を音楽が媒体になって、休戦させました。
「ビルマの竪琴」も似てますよね。
でも世界の現実は..。
ねこまっく
2006年06月17日 23:21
『ビルマの竪琴』は♪埴生の宿もわが宿~・・・でしたっけ?
『バルトの楽園』は第九。
・・・・でも、実際にはテポドンが飛んできそうだし、
テロはやまないし・・・。
この間の鳴門の「第九」でもそうでしたけど、
善良な人でも、ちょっと歯車狂っただけで
またそれが集団になっただけで
信じられない言動を平気でするようになるんですよね・・・。
ひと事ではなく、自分も気をつけようと思います。

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