ねこまっくの日誌

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<<   作成日時 : 2007/01/28 02:36   >>

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一通の手紙が届きました。
差出人はM子ちゃん。
東京で女優目指してる25歳の女の子です。

正直びっくりしました。
メールのやりとりくらいは何度かあったけど
手紙をもらうほどの間柄でもないし、
なによりもう5〜6年音信不通だったから。

彼女と出会ったのは、1999年の夏。
鳴門市が、『コスモスの収容所』というミュージカルを制作するにあたって、公募した一般参加者の一人がM子ちゃん。彼女は高校2年生で、参加者の中では最年少。くりっとした目と小麦色の肌、クラシックバレエで鍛えた姿勢の良さで、大勢の中でも目立ちました。

ミュージカルは、どこからそんな制作費用が出たのか、台本も音楽もすべて書き下ろし。東京から売れっ子の演出家・作曲家の先生が来られ、レッスンをつけるという贅沢なものでした。
ねこまっくは音楽スタッフとして参加。作曲家の先生がおられない時に練習をつけたり、先生の補佐のようなことをしました。何もないところから舞台をつくりあげていく過程をつぶさに見たり、体験でき、私にとってはかけがえのない経験になりました。

「舞台の仕事をしたいな」とおぼろげに思っていたM子ちゃんに、
「女優になる」という進路決定をさせるに十分な舞台だったのでしょう。
2000年の夏、『コスモスの収容所』再演のオーディションで会ったM子ちゃんは、既に講習会を受けたり、声楽やダンスのレッスンを増やして、演劇科の受験準備を進めていました。

※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

当時、ねこまっく達が出版してたタウン誌に、「街角小町」というコーナーがありました。
かわいくて、なにか輝くものがある女性を幅広く紹介するコーナーです。

冬のある日、M子ちゃんを呼び出して、その「街角小町」の撮影をさせてもらいました。
真昼の公園で、川をバックにダンスを踊ってもらいました。
撮影者はワルモノ。いい写真だったな。
くったくのない笑顔、のびやかな手足、素直さ、まだ何にも染まらない清々しさ、可能性・・・そんなものをうまくとらえた写真でした。さすがワルモノ。

これから上京するという彼女に、
ねこまっくはその写真を大きく引き伸ばして額に入れたものと、
「elegance」という香水をプレゼントしました。

あなたの目指す道は決してラクなものではない、
この写真を部屋に飾って、つらい時やへこたれた時は、初心に返ってほしい、と。
そして、この香水が似合うオトナの女性になりなさいよ、と。

たしか、そんなメッセージを添えて。

※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※   

M子ちゃんからの手書きの手紙。

最近、ねこまっく先生のことをよく思い出します。
何故かというと最近、「Elegance」をよくつけるようになったから。
もらった時は、とても嬉しかったのだけど、うまくつけられなくて・・・。
でも、6年たって、ふと最近「Elegance」をよくつけてることに気がつきました。
そして同じ時期に、荷物の中から、「Elegance」の箱に入ってたカードを見つけました。

「手つかずの未来に。未知なるわたしに。
憧れた夢なのか、夢を叶えたリアルなのか。
それはまるで透明なデジャブ。
尽きることのない希望が時空間を越え、心を包み、歓びを満たす」

なんだか手紙を書かずにはいられなくなって・・・・・


そっか、「Elegance」が似合う大人の女性になったか、M子ちゃん。
・・・と言っても、どんな香りだったのか、贈った私はもう忘れてしまいました。
でも、香水売場であれこれかぎまくって、M子ちゃんのイメージを探したのは覚えています。
そっか、ねこまっくのお見立ては間違いじゃなかったってことだ。

彼女は今、自称“売れない女優”。
ミュージカルやテレビなどにチョコチョコ出たりしてるようです。
今は松尾スズキ監督の映画を撮ってるんですって。
いいことばかりじゃないだろうけど、
文章から受ける印象は、やりたい事をやれて幸せそう。

M子ちゃんも少し自分の未来が見えてきた時期なのかもしれません。
写真は今も部屋に飾ってあるそうですよ。嬉しいね、ワルモノ。


「先生」をやってると、ときどきこういうことがあります。
誰かの人生にほんのすこし、かかわる、ということ。

自分が歩いてきた人生で、
誰かの存在や誰かの言葉がきっかけになったり、支えになったりしたように、
私も誰かの役にたってたらいいのだけれど。

人生終えたときに、収支決算+−0でありますように。

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コメント(29件)

内 容 ニックネーム/日時
とてもよいお話を聞かせて頂きました。
塾の講師の時に、教材に在った詩を思い出しました。
「花はそれだけで、完結せずに、虫や虻の助けが必要で、人も同じ。今日、私は誰の虫や虻だったろう。」
なんて、内容だったと思います。よい詩だなと思って、いつも、私は誰の虫や虻だったろうと、考えてます。
沙羅
2007/01/28 14:31
ねこまっくさん ええ話やなあ
仕事冥利に尽きるなあ

人とのちょっとした出会いが、その人を勇気づけることにもなります。
売れない彼女も人生の荒波をドップリかぶっているでしょうが、くじけずに頑張って、いつか人の目に止まって欲しいね。
風の旅人
2007/01/28 14:45
「Elegance」って名前からしていいですね。M子さんもエレガントな女性になりつつあるのですね。
私は人にプレゼントするとき、いつも頭を悩ませます。でも、ねこまっくさんのお話で、目からうろこです。
こんな素敵なプレゼントを、誰かにしてみたいです。
カンツォーネ
2007/01/28 22:27
ねこまっくさん♪
良いお話ですねえ…出逢でその人の人生を
変えることがあります。
ねこさんのメッセージ素敵です。
以前「富岡健先生の出逢いで今の私がある…」と
おっしゃってましたね。
青文字で書かれた手紙文、すばらしいです。
結果ではなく向かっている姿が大事ですね。
いつかスポットライトがあたってほしい〜
久しぶりに暖かな気持ちになりました。♪
ソナチネ
2007/01/28 22:32
M子さんがんばれ〜♪
10台から25歳、一番いろいろある時期を過ごして,ねこまっくさんの事をおもいだしたんでしょうねえ。香水をプレゼントというのは,自分は差し出がましいと思っていましたが,このお話を聞くと、とってもよいプレゼントなんだなあって、思い直しました。
私も今人と関わる仕事をしています。出会いって,自分にとって、生きていくこやし(臭いぞ)だなあと思っています。
ばく
2007/01/29 06:55
沙羅さん♪
>私は誰の虫や虻だったろうと、考えてます。
そうですね。ひとの気持ちを動かしたり、人生を左右してやろうなんて、そんなことはおこがましい、というか思い上がりですよね。でも、なにかの手助けになったり、迷ってるときに背中をポンと押すくらいのことができたらな、と思います。

久しぶりに手紙を書こうと思います。もちろんM子ちゃんに。
この手紙は手書きじゃなきゃダメですよね。なんとなく。
ねこまっく
2007/01/29 11:39
風の旅人さん♪
人との出会いはおもしろいものですね。このときのミュージカルの連中とは今もつきあいがあって、年末にも作曲家の先生を囲んで飲みました。
今秋、また鳴門で再演なんです。M子ちゃんが主役のオーディションを受けるんじゃないかと、今から楽しみなんですよ。
ねこまっく
2007/01/29 11:42
カンツォーネさん♪
プレゼントするときって、そのひとが今何がほしいかな、何をしてもらいたいかな、とかいろいろ考えるのが、楽しいです。
でも、そのひとのこと、よく知ってないと、ぴったりのもの思い浮かばないですね。ま、女性はキレイなものと美味しいものに目がないですから、そのへん、間違いはないのですが。
カンツォ−ネさんも奥様にならぴったりのプレゼント、思いつくでしょ? 
ねこまっく
2007/01/29 11:51
ソナチネさん♪
>出逢でその人の人生を変えることがあります。
そうですね。いい師に出会え、いい友人に出会えたことで、今の私があります。富岡健先生には、節目節目でいいアドバイスをいただきました。今、私が音楽を続けてられるのも、ケン先生の影響が少なからずありますね。

M子ちゃん、今度、映画のチョイ役なんですって。スクリーンで見られるかな? 徳島のような地方でも上映される映画ならいいんだけどな。
ねこまっく
2007/01/29 11:58
ばくさん、こんにちは。ロンドンはもう雪はとけましたか?
男性が女性に香水をプレゼント、って、キザキザだし、意味深で、私はなんとなく恥ずかしいんですけどね(←もらったことないクセに)。M子ちゃんは、やっぱり10代の頃はうまくつけられなかったそうです。彼女も6年でいろんな経験をしたんでしょうね、気に入ってつけてくれているようです。
未来の舞台女優さんに、今度会ったらどんなプレゼントをしましょうか?楽しみです。

>出会いって,自分にとって、生きていくこやし(臭いぞ)
ばくさん(笑)、ほんとそうですね。そう思えるひとは、きっと誰かのこやしになってるのでしょうね。うーん、臭いぞ(笑)!
ねこまっく
2007/01/29 12:07
僕の人生を省みますれば、学校の先生から受けた影響は多大であります。彼ら(彼女ら)が軽はずみに(かどうかは定かではないですが、今となってはいい加減なことを言ったな)僕ら生徒たちに言ったことは、年を経てその真偽が判明したときに、軽蔑することもあります。そういう意味では、先生という職業は、100%真剣勝負でなければならない大変な仕事だと思います。

一方、フレグランスさん(?)のように、ねこmっく先生のことを慕ってくれる生徒もいて、先生冥利につきるじゃないですか。それは、取りも直さず、ねこまっく先生が尊敬に値する人物だってことですよ。

(ちょっと ヨイショ)
Papalin
2007/01/29 20:40
Papalinさん、申告制のヨイショ、ありがとうございます(笑)。

Papalinさんのおっしゃる通りです。教師ってそれだけの責任がある仕事ですよね。いろんなタイプの教師がいていいとは思うけど。一生懸命さとか真剣さをこれみよがしにされたら、また暑苦しいし(笑)

しかし、「先生」って呼ばれることがイヤになって先生をやめたのに、いまだに「先生」と呼ばれ続けている矛盾・・・.
ねこまっく
2007/01/30 01:59
私の考えでは、うーん、何年たっても人生は見えないです、いまだに。。。ホントに何が起こるのかわからないですから。
何かの道を志すならば、その道の指導者・先生になるくらいの意気込みがなければ、なかなか食っていけないかもしれない。。。
タカオ君
2007/01/30 03:24
タカオ君さん♪
そうかもしれませんね。でも、だからおもしろいのかもしれないですね。

>何かの道を志すならば、その道の指導者・先生になるくらいの意気込みがなければ・・・・

うーん、表現者と指導者はまた違うように、ねこまっくは思いますけど・・・???
ま、M子ちゃんもまだやっとスタートラインにたったばかり。これから年齢や経験を重ねるとともに、どんどん変わっていくんだろうな。でも、私も負けません(笑)。まだどんどん変化していくのだ!
ねこまっく
2007/01/30 15:25
ウーン、いいですね、いい・・。
香水を選んで贈るというアイディア・・これは絶対に男では出てこない発想。写真パネルをつくるという(思うかもしれないけど・・)、実際にそうする実行力。そんなことをやられたら、絶対に、私も女だったら、ウルルンとしてしまいます・・。
ヒョットして、ねこ様は、本当はオトコであられるのでしょうか・・?
人生ゆっくり
2007/01/30 20:58
人生ゆっくりさん♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・考え込んでしまいました。イヤ、マジで。
いや、もちろん性別は女です。
・・・・でも、キレイなお姉さんが大好きです。
イケメンとかいうのにはほとんど興味がありません。
キレイなお姉さんの方がいいです。
オトコに手厳しく、女のコに甘いです。うちに出入りしてるバッハ君なんか、ケチョンケチョンです。
オバサンにならない自信はありますが、オッサン、あるいはオヤジにならない自信はありません。
いや、既にオヤジなのかもしれません(-_-#)
ねこまっく
2007/01/31 00:23
一期一会は一語一会とも言えますね。
何年も前に自分が言った言葉が返ってくると
その周りの風景や音までよみがえってきますよね。

私もたくさんのステキな言葉で
ねこまっくさんに背中を押していただきました。
心からの言葉だから
これがしみるんだなあ!
じゅんじゅん
2007/01/31 15:16
なつかしいですね。スタイルというか、フォルムのきれいな子だったように記憶してます。
>写真は今も部屋に飾ってあるそうですよ。嬉しいね、ワルモノ。
はい、すごく。とても光栄です。
で、ちょい恥ずかしい(照)どんな写真だっけ?


ワルモノ
2007/01/31 19:14
じゅんじゅんさん♪
「一語一会」か・・・そうですね。
考えてみれば、あなたとこんなふうに飲んだり食べたり歌ったりくだを巻いたりする関係になったきっかけは、某○ーレで私が誘った一言でしたね。今、状況がよみがえってきました。
それまでも知り合いではあったんだから、やっぱりあれがきっかけでしょうね。人と人との関係っておもしろい。
ねこまっく
2007/01/31 20:08
ワルモノさん、あれですよ。
「ウエスト・サイド・ストーリー」みたいに片足上げてポーズとってるのを、下からあおるように撮ったやつ。
・・・・・だと思う。そのはず。
そうそう、動く姿やポーズが決まる子だったから、顔のアップじゃなくて、踊ってもらったんですよ。
大塚ちひろちゃんも、活躍してますね。やはり我らオッサンの目は確かですね。
ねこまっく
2007/01/31 20:21
ねこまっく先生!
香水を贈るなんて、粋なことするじゃん。
同性だからいいけど、男から女へだったら、
命がけだぜ〜。
Papalin
2007/01/31 23:25
Papalinさん、確かに(笑)
タイミングや距離感を読み違えると大変なことになりますね。
あと、やっぱり香りの選択も、センスが問われるし。
女性同士では、けっこう香水をプレゼントすることありますよ(海外旅行みやげ、とかじゃなくて)。
あれ?私の周囲だけかな?
ねこまっく
2007/01/31 23:38
タイミング、距離感、難しいですね。
センスは悪くないと思ってるんだが、特に香りは人それぞれ、好き嫌いがはっきりしてるから、尚更難しいですね。

さて、ブログにコメントありがとう。
アルフレードの影歌、つけちゃったよ。(笑)
http://papalin.yas.mu/W103/M015/
Papalin
2007/02/02 19:05
香り…
りん(凛)とした彼女にピッタリの贈り物でしたね。

次に届く手紙の中で
はにかんだ少女が、どう成長しているのでしょう?
線を5本ひいて、一音ずつ上がるように
香りも彼女と共に変化していくのでしょうか?
につう目の手紙が待ち遠しいですね!
挑み破れる夢もあるのでしょうが
戦い疲れて、ふと徳島に戻る日があれば
やさしく包んであげてください。
ねこまっく先生…
海のはなし
2007/02/03 18:31
海のはなしさん、具合はいかがですか?

厳しい業界ですから生き残り、人より抜きん出るのはなまなかのことではないと思いますが、まだ25歳。スタートラインにたったばかりです。
今、松尾スズキ監督の映画『クワイエットルームにようこそ』(←たぶん)のチョイ役に出演中ということなので、
劇場で公開されるのを楽しみにしています。
成長したオトナのM子ちゃんに会えるかな?
ねこまっく
2007/02/03 22:44
明日は頑張ってください。
何事も油断大敵です。
テレビに映るんやから、念には念を入れてベッピンさんに!
アップになるかもしれませんよ〜!
そして、気の利いたコメントにも…油断大敵です。
海のはなし
2007/02/03 23:05
海のはなしさん♪
もう今からうんざりです。
絶対うつるんだもんな・・・ちゅうか、既に予告編でバンバン全国に流れてるし(←ご飯食べてる時に、テレビの画面に自分を見て、ご飯が喉につまりそうになりました)。
インタビューなんかきたら、逃げ出してしまうかもしれません。
ねこまっく
2007/02/04 00:36
ねこまっくちゃん!!・・・ヒント↑↑・・・縦読み。

今日の生中継裏話・・・
BSが映らない↑の為に、電話で生中継してやりました。録画していたので、一度目は思いっきりテーゾク的見方をしてしまいました・笑 勿論、ねこまっくちゃん探しです・・・歌う姿を見つけられず悔しがってる私に、愛が足りないとか家のテレビがおかしいとかイチャモンをつけ、演奏後に拍手をする達成感溢れたねこまっくちゃんの姿を見つけて歓喜してたら、写メールを送れというので、笑顔のねこまっくちゃんを送ってしまいました・・・奴は、待ち受け画面にして、これでいつもねこまっくちゃんの笑顔に会えるると喜んでいました・・・画像を悪用されない様に祈るばかりだ・・・ねこまっくちゃん許して〜〜〜笑
May
2007/02/04 19:52
Mayさん・・・ありがとうございます。
“ねこまっくさんは本当にカンがいいね!”と誉められることが多いので、自分でもそう思ってたのですが、
どうも妖しいですね。
素直すぎるのか、いや、鈍いのですね・・・。

め、Mayさん、そんなもの送信しないでくださいよう。
何かの折に、脅しのネタにされないかとビクビクしちゃいますよう。
ねこまっく
2007/02/05 22:03

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