ねこまっくの日誌

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zoom RSS ぼくを探しに 〜読書の思い出2〜

<<   作成日時 : 2006/04/15 03:32   >>

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昨日の記事で、みなさんのコメントを読んでて
読書歴って、なんというか、その人となりに結構影響するなあと思いました。
それぞれ御自分が子どもの時に読んだ本のことを書いてくださったのですが
なんとなく、なんとなく、みなさん「っぽい」んですよね。

それと、『星の王子さま』を読んでる男性が意外に多いのにもびっくり。
もちろん名作だから、読んでて不思議はないのですが、
なんとなく夢見がちなオトメが好きそうな本じゃないですか(笑)
でも、『星の王子さま』を読んでて「けっこう好きだ」と言えるオトナの男性って
なんだか、ちょっといっしょにお酒なんか飲んでみたいな。
  (えーコホン!海のはなしさん、こんなとこでツッコミを入れないように)

本とか、絵とか、音楽とかの好みって、
その人の中面の部分、他人にかくしてる部分までもうつしだしてしまう気がしますね。
車にのっけてもらって、カーステから流れる音楽に「・・・・・こういうひとだったんだ」と愕然とすることってあるもん。

そういう意味で、
ひとに本やCD、絵などをプレゼントするのはなかなか難しいですよね。
自分の趣味、のみならず、自分がその人をどういう人だと思ってるか、ということを
顕著にあらわしてしまう気がするもん。

  ※   ※   ※   ※   ※

さて、大好きな本の第2弾。
大好きな本、というよりは、特別な本かな。

シルヴァスタイン著の童話「ぼくを探しに」。
ご存じの方も多いと思うけど、大人のための童話です。
原題は「THE MISSING PIECE」

“何かが足りない
 それでぼくは楽しくない
 足りないかけらを探しに行く”

まんまるいんだけど、口のように一部分が欠けている「ぼく」が
ころころと転がって、自分の「かけら」を探す旅に出る。
いろんな経験をし、いろんなかけらに出会い、
ある時、自分にぴったりのかけらに出会う。
そのかけらを自分の欠けた口にくわえたら、ぴったりとはまって
完全にまんまるになった。
うれしくてころころと転がる。
あんまりまんまるになったから、転がるスピードが速すぎで
花の香りをかぐことも、ちょうちょに挨拶することもできない。
かけらをくわえているから、歌うこともできない。

“なるほど つまり そういうわけだったのか”

「ぼく」は、「かけら」をそっとおろし
歌いながら転がっていく。
“ぼくは かけらを探してる ランランラン ロンロンロン・・・”

   ※    ※    ※    ※    ※

自分探しの話、男と女の話、自分の夢・・・受け取り方は人それぞれでしょうね。

この本を読んだのは高校生の頃で、
その時の私にとって「かけら」は、自分のMissing Pieceでした。

大人になった私にとって、「かけら」はあまり意味のないものになり、
「かけら」じゃないものを探すようになりました。

ある冬、寒い寒い山小屋で、職場の仲間とお酒を飲んでて
私と、もう一人が最後までつぶれずに残りました。
(※注 海のはなしさん、「やっぱり」とかツッコミ入れないように。ここはそういう場面じゃないです・笑)
尊敬する先輩でした。ふだんは語らないいろんな話をして、
私は、なぜか『ぼくを探しに』のことを話してました。

「それで? ねこまっくは“かけら”を探してるの?」
「ううん、私は“かけら”じゃなくて、
 欠けた“ぼく”のまま転がってる、自分とよく似たひとを探してる気がします
 自分とよく似てて、でも、やっぱり形の違う、いっしょに転がっていけるひとを」
     (阿波弁に変換して読んでください)

長い年月がたちました。
一生つきあっていきたい友人や仲間、
もう会えないけれど決して忘れることのできない人
・・・いろんな人に出会えました。

探していたから出会えたのか、それはどうかわからないけど
結果的に、今の私にとって大切なひとはみんな、
私が探していたような人ばかりだな、と、思ったりします。
自分に「Missing Piece」があることを知ってて
それはそれで傷付いてるけど
でも、それもいいや、って思いながら
ジタバタと、楽しそうに、転がってる人達。

    ※    ※    ※    ※

「ぼくを探しに」は続編があります。
続編の「ビッグ・オーとの出会い」は、“かけら”の物語です。
“ぼく”に見つけてもらうのを待つことしかしらなかった“かけら”が
自分で転がり始める物語。
“かけら”が“ぼく”になる物語です。
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
残念ながら、海の話は『星の王子さま』は英語の授業で習っただけで、翻訳された本は読んでません。
帽子の形のような蛇は、実は象を食べてた…わけのわかんない内容でした、。当然「けっこう好きだ」と言えるオトナの男性ではありません・涙

シルヴァスタイン著の童話「ぼくを探しに」
これも私の知らない本です。
宝物の詰まった本(童話)を開けようとしない…歳をとったってことでしょうね・笑
海の話
2006/04/15 17:11
歳をとっても、私はいつでも夢みる夢夫クンです。どうも現実的な人とは相性がわるいようです。
私は長いこといろいろな人と酒を飲んできましたが、「類は友を呼ぶ」からなのでしょうか、missing piecetがありいつも夢をみているような人と呑むのが楽しいと感じます。
しかしそういうグループの人たちは、今はやりの「勝ち組」「負け組」でいうと、後者が多いように感じます。(私も含めて)
でも「それでいいや〜!負け惜しみじゃなくて」と本当に思っています。
カンツォーネ
2006/04/16 01:27
海のはなしさん、『星の王子さま』はたしかに変わった本ではありますよね。
変わってるけど、とってもうつくしい言葉や大事な言葉がちりばめられていて、おもしろい。
同じ理由で、北杜夫さんの『船乗りクプクプの冒険』も
ねこまっくは好きなのですが、こちらはどうですか?
『星の王子さま』とはずいぶん雰囲気が違いますが。

海のはなしさんの好きな本もまた教えてください。
ねこまっく
2006/04/16 02:16
カンツォーネさんは“ちょい不良”ですものね(笑)
ちまたでいう「勝ち組」「負け組」ってのが
私はほんとによくわからないのですよ。
なんで、その言葉がそんなにはやってるのか
まったく意味不明です。
誰と、何と比べて「勝ち」で「負け」なんだろ?へんなの。

あ、ちなみに、世間のその分け方で言うと、
ねこまっくはもちろん「負け組」です。
私は毎日しあわせですですけど(笑)
ねこまっく
2006/04/16 02:23
いいな〜、みんな夢のある本に出会って・・・
新制学校制度第一期生の最初の本は、ざら紙(藁半紙)の教科書… 内容 憶えてないな〜
小学校高学年になった頃、貸し本屋で伝記本に、そして探偵小説、ルパン。ホームズ。日本では江戸川乱歩、横溝正史ものに熱中。ほかに世界の名作とあたるを幸い毎日貸し本屋通いでした。たまに一冊分ただにしてくれるのが嬉しかったな〜
この時期の年間5〜600冊の読書量が最盛期。今考えると20ワットぐらいの灯りの下で読んでた気がします。
何しろ明るいうちはアウトドアでの遊びでしたからネ
山ちゃん
2006/04/16 11:25
山ちゃんさん、こんにちは。
ウワサにきく「貸し本屋」のお話がきけてうれしいです。
小説も、マンガも、貸し本屋で借りられたんですってね。
まちの有料図書館ってかんじかな?
1册何円(何銭?)くらいで借りるんですか?
読む方も、書く方も、今よりきっともっと「本」というものを大切に、宝物のように感じていたことでしょう。

本が本屋で買える時代に生まれた私は
放課後は駄菓子屋さん直行でした(笑)
時々、学校の近くにやってくる屋台の「ミルクせんべい」とか(笑)
今から考えると、たいしてうまくもないのに
当時はむさぼるように食べたなあ。

それにしても年間5〜600册ってスゴイ!!
「蛍の光 窓の雪〜♪」という歌を思い出しました。
山ちゃんさんの語り口のやわらかさや、日本酒の味に対する表現のゆたかさは、膨大な読書量でつちかわれたものなのだと納得!
ねこまっく
2006/04/16 13:00
山ちゃんさん、おひさしぶりです
海の話が1番読んでたのは小2から小3頃ですね。
それでも年間150冊前後でした。
その当時、家は60W球でしたよ・笑
微妙に勝ったり負けたりしてます?笑

ねこまっくさん、
学校の近くにやってくる屋台の「ミルクせんべい」…見た事も聞いた事もありません!
こちらは自転車で飴細工師がよく回ってました。
家は貧乏でしたので、皆と見てると欲しくなってしまうので見ないように走って帰ってました。

海の話
2006/04/16 15:06
海のはなしさん、ほんとにリンクの「ねこまっく」紹介文が替ってますね・・・(-_-;)
それはさておき、「飴細工師」って?
飴でなにかを作ってみせてくれるのですか?
こちらでは、「水飴」を棒にからませて売ってくれる屋台があったと、母からきいてます。
「ミルクせんべい」はね、うすーいおせんべ(炭酸せんべいみたいなの)2枚で、練乳みたいなのをサンドしたものです。
あと、そろばん塾の近くにたこ焼き屋さんがあって、
割り箸にたこ焼きを3コ刺して10円で食べさせてくれました。
毎日のように買い食いしてました。
おかげで夕御飯が食べられなくて、よくおこられたなあ。
ねこまっく
2006/04/16 22:07

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