ねこまっくの日誌

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zoom RSS “うわばみ” 〜読書の思い出

<<   作成日時 : 2006/04/13 01:11   >>

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ここのところ、「うわばみ」の話でもちきりでした。
“大酒飲み”の意味の「うわばみ」です。

でも、ねこまっく、あれ以来、日本酒は一度も飲んでないし、
ビールを数本飲んだっきりです。
私達の愛する居酒屋「可夢庵」に行けば、なにを飲んでもなにを食べてもおいしいので
ついつい飲みすぎ、食べすぎてしまいますが、
普段は、普通の、わりとアルコール抜きの生活をしてるのですよ、コホン!

さて、今日は、その「うわばみ」ではなくて
は虫類の方の「うわばみ」

   ※   ※   ※   ※   ※ 

中学校1年生の担任は、国語のS先生でした。
学校の先生をしながら、文芸誌に執筆活動もされてるような方で
生徒の作文や読書指導も熱心にされていました。

その先生は、クラスの生徒の誕生日に、その子のために選んだ本を1册ずつ
みんなの前でプレゼントする、という事をされてました。
45人一人ひとりに、1册ずつ違う本。

普段は読書なんかしない子も、
その本だけは読んだんじゃないかな?
たいていは岩波文庫で、プレゼントを渡す時に
S先生が、その本の紹介と「なぜその本をその子のために選んだか」っていうことを
コメントしてました。
私は1月生まれなので、いただいたのは随分遅かったわけですが
「いったい何の本をくれるのかな」とほんとに楽しみにしていました。
クラス全員そうだったと思います。

S先生が私のために選んでくれたのは『メリー・ポピンズ』でした。
私が合唱部に入ってて、ピアノをひいたり歌を歌ったりしてたので、だと思います。
プレゼントはありがたかったのですが、「メリー・ポピンズかあ」となんか拍子抜けしたのを覚えてます。
いや、『メリー・ポピンズ』が悪いわけじゃないんだけど、先生が私に抱いているイメージがよくわからないな、と思ったんじゃないかな。多分。

クラスのある男の子は、
サン・テグジュペリの『星の王子さま』をもらいました。
とてもうらやましかったです。
“星の王子さま”を贈られる男の子!
それだけで、その男の子がカッコよく、少し神秘的に見えたりしました。
もちろん気の迷いでしたが。

『星の王子さま』には、たくさんのうつくしい言葉、うつくしい場面が出てきます。
まあ、それはまたの機会に書くとして。
不思議ないきものも出てきましたね。
そのなかに、たしか「うわばみ」があったのです。
岩波文庫のその「うわばみ」の挿し絵がね、なんかツチノコみたいで、
キョーレツに印象に残ってるのですよ(笑)
あのフヨフヨのヒツジや、わがままなバラとともに。

だから、海のはなしさんに「うわばみ」とコメントされるたびに
あの「うわばみ」の挿し絵が頭に浮かび、
ビミョーな気分になります(笑)

   ※   ※   ※   ※

私は子供の頃、本の虫だったようです。
小学生の頃は、月に一度、親と一緒に書店へ行き、
自分が読みたい本を1册選び、買ってもらうというのを
一番の楽しみにしていました。あ、その時に少女漫画雑誌『りぼん』も買ってもらうんだけど。

子ども世界文学全集もかたっぱしから読んだし、
中学生になると、親の本棚の本をこっそり読んだりしてました。

忘れられない本がいくつかあります。

●ジュリー・アンドリュース著『不思議なワンドゥードル 最後の一匹』
中学校1年生の時の選定図書(夏休みの「絵と文でつづる読書感想文コンクール」の指定図書)でした。著者は、『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』で有名な
ミュージカルスターのジュリー・アンドリュース。
分厚くて、パラパラッとめくったら、挿し絵が一枚もないし、へんてこな題名だし、
ベッドの中で期待もせずに読み始めたら、とめられなくて
朝までかかって読みとおしました。それぐらいおもしろかった!
あんな読み方をしたのは、後にも先にもあの本だけ!
ジャンルは、「ファンタジー」ですね。
何度も読み返し、実家の本棚にたいせつに置いてあったはずが
いつのまにかなくなっていました。
今は絶版になってて、「復刊ドットコム」にお願いしてるんだけど
復刊してくれない。どんな形でもいいから復刊してほしいです。

●ゲーテ著『君よ知るや南の国』
子ども世界文学全集に入ってた。ゲーテが何者か知らない小学生の自分に読みました。
文体は、子どもにも読みやすいようになおしてあったのでしょうね。
旅の一座で暮らす少女ミニヨンのはかない、悲しい物語。青年との淡い恋。
とかなんとか、まあ、ほんとはもっと深い内容もあるんでしょうが
小学生に感じとれたのはその程度。
なににそんなにひかれたかというと、
ミニヨンが物語のなかで、幼い幼い頃にはなれた故郷をなつかしんで
歌を歌うんですね。それが、かの有名な『君よ知るや南の国』です。 
  君よ知るや 南の国   鳥は歌い 花は咲けり・・・

なんだか、その詩が美しくて、意味もよくわからないのに
これも何度も読み返しては、泣いていました。(あ、悲しい悲しい話なのです)
このミニヨンの話は、フランスのトマという作曲家がオペラにしています。
後に、私は声楽を専攻し、自分の声にも合わないのに
このミニヨンのアリアをレッスンにもっていき、師匠にあきれられたことがあります。

ゲーテの「君の知るや・・・」の詩はとっても有名な詩で
多くの文学者が引用したり、作曲家が曲をつけたりしています。

●沢木耕太郎著「一瞬の夏」
これについては、以前にブログで書いたから省略。
“自分が何者かになりうるか”・・・いろいろ悩んでいた時期には
沢木さんの文章は、キリキリと食い込む刃にもなりました。
今、私が取材をしたり、文章を書くことを仕事にしているのは
沢木さんの影響があるのかもしれません。

それにしても、顔も、声もしゃべり方も(ラジオできいた)
なんて好ましいのでしょう?・いつまでもお若いし。

  ※   ※   ※   ※   ※ 

長く書いちゃった。朝までに、2つ原稿を上げなくちゃいけないんですが(笑)
次回は、漫画編といきましょうか。

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偉大なワンドゥードル最後の一匹
注文した覚えのない荷物が届いて、首をひねっていたが はっ!と思い当たった。 ...続きを見る
ねこまっくの日誌
2008/06/19 00:38

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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
うみのはなしが、小学2年の時
わたされた本は、読めない漢字
ばかりの『羅生門』でした。
みた事も無い漢字は、自分の辞書
の中にあるから調べて読めと…

話が難し過ぎます…
題名の段階から何のことやら…
がんばっても1頁から読めません。
全く手も足も出ず
国語力が少しついた頃、段落を
区切って少しずつ進みました。それ
にしても、父ちゃん、好みを考えてよ
海のはなし
2006/04/13 07:24
あの帽子みたいな、象をのんだうわばみの絵のことですね。ぼくは外国にもうわばみっているんだと思いました。いまだったら、原典には何て書いてるんだろうと思います。
祐信
2006/04/13 07:38
私が小学生のときハマっていた本は、ポプラ社の「少年探偵団」シリーズでした。全巻読みました(^^;;;;;;)最近、文庫本で出ているのに驚きましたが。。。それと少年向けのホームズのシリーズとか、アルセーヌ・ルパンのシリーズ。土曜ワイド劇場のない時代にワクワクしながら読んでました。
こんな調子ですから、中学生になるとクィーンとかクリスティとか、そっち方面ですね。
タカオ君
2006/04/13 11:05
大学生の時、フランス語の授業で「星の王子様」を訳しました。とても楽しかったです。
『うわばみ』は『○○ボア』だったと記憶しています。『セルパン ボア』だったかな?

私は兄が二人いたので、子供の頃は彼らが読んでいた本をよく読みました。「エジソン」「ライト兄弟」「野口英世」などの偉人伝や、シャーロックホームズシリーズetc.
私が初めて自分の意思で手に入れた本は、カバヤキャラメル(古〜い!)のポイントを集めてもらった、カバヤ文庫の「オズの魔法使い」でした。不思議なファンタスティックな物語に、とても興奮しました。
カンツォーネ
2006/04/13 22:21
「う」みのはなしさんのマネをして
「わ」たしも
「ば」っちり言葉遊びをやって
「み」ようとしたのですが
「じゃ」まな言葉が多すぎて
「な」かなかうまいこと
「い」きません

・・・Mayさんに教えてもらってやっと気がつきました。
海のはなしさんの熱心さに負けました。
いっそ全国区になるよう、頑張ってください。海のはなしさんが(笑)
しかしまあ、うまいこと考えるもんですね。ごっつい(すごい)時間かかってたりして(笑)
ねこまっく
2006/04/14 02:20
祐信さま、そうですそうです!
あの挿し絵も、著者自身が描いたものだったんですよね。
ヒツジの絵もおもしろかったですよね。
カンツォーネさんのコメントで謎がとけましたね。
「なんとかボア」ですってよ!
動物園のは虫類館に、「ボア」っていう大蛇がいました、いました。あのボアだったんですね!
・・・しかし、「うわばみ」ってのは、
もっと妖怪じみたイメージがあったのですが。
岩波文庫の『星の王子さま』買って、久しぶりに読んでみようかな。
ねこまっく
2006/04/14 02:25
タカオ君さん、こんにちは。
「♪ぼっ、ぼっ、ぼくらは少年探偵団〜」ってやつですか?
ルパンシリーズは私も読みました。「まだらの紐」とか覚えてますね。
私は、アガサ・クリスティとかに移る前に
中学生の頃に赤川次郎がデビューし、そちらにいってしまいました。いまだに読めてないんですよ。読めばぜったいおもしろいだろうなと思いつつ・・・
ねこまっく
2006/04/14 02:31
上のコメントでも書きましたが、
カンツォーネさん、うわばみが「ボア」だってことを
教えてくれてありがとうございました。
フランス語専攻なのですね〜。なのに、歌うのはシャンソンじゃなくてカンツォーネなんですね(笑)

こうやって皆さんのコメントを読んでると
読書歴って、もうほんと人それぞれなんですね。
「カバヤ文庫」ってはじめてききました。
お菓子を買って、おまけで本をもらう・・・なんか
昔は夢があったのですね。そうですよね、
私だって毎月本を1册買てもらうのが、ほんとに楽しみだったものな。
「オズの魔法使い」私も大好きです。
そういえば、高校3年の文化祭で「オズ」のミュージカルをやったなあ・・・。
もちろん、『Over the Rainbow』はカンツォーネさんのレパートリーですか?
ねこまっく
2006/04/14 02:39
タカオさん、私も「少年探偵団」シリーズはかなり読んでました!
でも、内容は…覚えてません。
数年前まで『宇宙怪人』が部屋にありました・笑

カンツォーネさん、『カバヤ文庫』が気になって調べました。
全く知らないはずです…私のうまれる前にその企画が終わってました・笑
景品だからたいした事無いんだろうって思ってたら…かなりしっかりしたハード本で驚きです。これなら本好きな子は、大興奮ですね!

海の話
2006/04/14 19:03
星の王子さまにウワバミの挿絵ありましたね、そう言えば。輪切りじゃなくて縦切りされた絵が。蟒蛇または蟒とかいてうわばみと読むんですね。(漢字変換して知りました。難しい。)
星の王子さま好きです。
みやz
2006/04/14 19:33
めこまっくさん、こんばんは!
ROROも読みました!『星の王子様』
ROROは『羊の絵を描いて』と言う台詞が頭から離れません。いったいどんな場面だったんだろう...

メリーポピンズ、かわいい感じですよね。
RORO
2006/04/15 00:39
みやzさん、こんばんは。
よかった、今日は“こんばんは”で。
この間いらしていただいたのが「昼間じゃないか、大丈夫か?!」とワルモノ(うわばみB)が心配しておりました(笑)

男の方も意外と『星の王子さま』を読んでるのですね。
そうそう、縦切りだった。こうやって話題にしてみると
ずいぶんヘンな本なんですね。
しかし、あの本を読んで“うわばみ”がわかったということは
それ以前に“うわばみとは何か”という認識が
私達のなかにあった、ということです。
いったいどこで? 
蟒蛇・・・私達の幼い日常のいったいどこにヤツは潜んでいたのだろう。ナゾです。
ねこまっく
2006/04/15 01:59
海のはなしさん、改名ですか?
『宇宙怪人』なんて少年探偵団シリーズにあったっけ?
そういえば、私がはじめて読んだSF小説は
タコみたいな火星人が地球侵略にのりこんできて
地球はパニックにおそわれ、もうダメかと思われた時に
ウイルスか病気かなにかで、火星人が全滅して危機一髪で助かる、というものでした。
最近、そんなハリウッド映画があったような・・・。
ねこまっく
2006/04/15 02:07
ねこまっく様。うんうん。早川文庫でSFとか映画の原作とか出てましたね。
海の話様、明智小五郎&小林少年率with少年探偵団vs怪人二十面相、ストーリーの持っていき方がうまいんだ、乱歩先生は。
タカオ君
2006/04/15 02:49
タカオ君さん、あやふやな記憶なのですが、
少年探偵団シリーズって、テレビシリーズでやってませんでした?
「♪ぼっ、ぼっ、ぼくらは少年探偵団〜」っていうのが
なぜ私の記憶にインプットされてるのかしばし考えてみたら、
なんか、明智探偵のキメ台詞とかあったような。
怪人二十面相が「ハハハハハハ・・・」とか逃げ去っていってたような。
ねこまっく
2006/04/15 02:54
ROROさま、「羊の絵をかいて」って
王子様と飛行士の出会いのシーンじゃなかったですか?
王子様にねだられて、しぶしぶヒツジの絵を書くんだけど
「病気みたいだ」とかいろいろ文句をつけられるの。
ヒツジの絵もいろいろ挿し絵でのってましたね。
思い出したぞ!帽子みたいなへんてこなうわばみの絵は
あれ、「たしかゾウを呑み込んだうわばみの絵」じゃなかったっけ?!
ねこまっく
2006/04/15 02:57
やってましたよ。キャロライン洋子のお兄さんが小林少年をやってました。ってわかるかなあ。。。テレビドラマ化されると、自分の思い描いていたイメージと違って、期待はずれだったです。時代背景も全く違うし。
うちの親もラジオドラマで「君の名は」を聴いて、この世に存在しないような人を想像していたけど、映画化されて「何だこりゃ」だったそうです。
しかし、読書ネタでこんなに盛り上がるとは思いませんでした。
タカオ君
2006/04/15 09:59

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