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zoom RSS 音階だっていろいろ♪

<<   作成日時 : 2006/03/09 01:40   >>

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音階っていうと「ドレミファソラシド〜♪」を思い浮かべるでしょうが、
実際は音階もいろいろあります。でも、これを言いはじめると混乱すると思うので、今回は音階を「ドレミファ・・・」のことだとイメージしてお話しさせてもらいますね。

まず、はじめに。
音の高さは周波数で決まる、っていうのはご存じですよね?
「周波数」は、1秒間に空気が何回振動したかを表わします。単位はHz
(ヘルツ)。
1秒間の振動数が少ないほど、音程は低く、
振動数が多いほど、高い音程になります。
一般に、人間の耳で聞き取ることができる周波数は20Hz〜20kHzだそうですよ。

楽器のチューニングは一般に「ラ」の音で行います。
この音の周波数が一応440Hz。
ギターのチューニングのラは第5弦解放ですよね。これが220Hz。
気付きました?
オクターブは、周波数が1:2なのです。

「ラ」の音の周波数を1とすると、1オクターブ上の「ラ」は2です。1:2の比率。
「ラ」から5度上の「ミ」は、2:3(440Hz:660Hz)
また、この「ミ」から4度上の「ラ」の比率は3:4(660Hz:880Hz)。
とまあ、こんなふうに、音階というのは、周波数で決まっていきます。ちなみに、この比率が単純なほど、いっしょに鳴らした時、音同士は増幅してよく響きあいます。
一番よく響くのがオクターブ(1:2)、それから完全5度(2:3)、完全4度(3:4)・・・などなど。
この協和音をもとに構成されのが音階です。
ところで、上で書いたように周波数の比率で決まる音律は 「純正律」
と言います。

かの紀元前6世紀頃?かな、古代ギリシアの数学者ピタゴラスが、「ピタゴラス音律」というのを定義付けました。
これがもととなって、改良を加えられたのが純正律です。
純正律を使って演奏すると、とても美しい響きがします。
なにしろ、よく響く音ばかりで構成されているから。

人間の声や、ヴァイオリンのように音の高さを自由に変えられるものでは、純正律がじゃんじゃん使えるのですが、
ピアノやオルガンのように、ひとつの鍵盤にひとつの音が固定された楽器では、純正律はとても使い勝手の悪いものです。
人の声は、歌いはじめの音から音階が相対的に決まっていきます。音階はひとつ、それが移調するだけ。
でも、ピアノとかはハ長調でピッチ合わしたら、それはハ長調にしか使えない。ハ長調の「ソ」は、ドに対して周波数2:3のソであって、別の調では違う音、違う周波数比率なのです。わかる?

そこで、生まれたのが 「平均律」です。
平均律とは1オクターブを12の音に均等に等分したもので、
純正律のように周波数が2:3や3:4というようなきれいな整数比率にはならず、
平均的に濁り、うなりを含むかわりに、
どの調で演奏してもそれなりに均一に響きます。
16世紀頃から平均律という考えが生まれ、クラヴィーア(ピアノの前身)の発達に伴って改良が加えられ、広まっていった・・・と習いました。
今や、音階と言えば平均律のことのようになっています。
身のまわりで鳴ってる音楽、例えばピアノもそうだし、
電子楽器もたいがいがそう。
生まれた時からその濁った響きに慣れているから
“濁っている”ことに気付かない我々です。

ピアノで鳴らす「ド・ミ・ソ」の和音。
うん、聞き慣れたドミソの響き。平均律の、実は濁りを含んだ和音です。
でも、無伴奏の合唱を長くやってると、
まんなかの「ミ」をほんの少〜し低めに歌うと
和音がピタッとはまる!というような、純正律の世界がどうしても必要になってきます。
平均律に毒された自分の耳との戦いですね。トホホ。

大学時代に習ったことを思い出して書いてみました。
私なりのフィルターが入ってると思いますので
もっときちんと知りたければ「純正律」「平均律」などで検索かけてみてください。

ちなみに、平均律とかとは関係ありませんが、
ねこまっくが合唱の指導などする時、
「低いよ、あと2ミリ上」
「あと紙一枚上」「1センチくらい違うやん!」という
言い方をします。
周波数というのを、自分なりにイメージしてるのかもしれませんが、
この指導が、果たして他人にどのように伝わっているのか
一度とっくりと聞いてみなければ、と思います。

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コメント(10件)

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難しかったかなあ・・・。
その前に、古い記憶をたどって書いたからなあ、大丈夫か?
「ピアノの鍵盤がなんであんなの?」というタカオ君さんの疑問にはまた別の記事で。
ねこまっく
2006/03/09 01:43
ギターの5弦の開放のラが220Hzで1オクターブ上のラが440Hzで、さらに1オクターブ上のラが880Hzということは・・・
純正律はY=X2乗の放物線のグラフなのか???
平均律は放物線上の下のラと1オクターブ上のラを直線で結んで、それを12分割したということなのかしら???
タカオ君
2006/03/09 03:24
うーん、電卓を片手にずいぶんアタマを使ってしまった。。。私の感覚ではずーっと下からずーっと上まで半音が等間隔で並んでいる思っていたのだが。。。ちょっと疲れた。おやすみなさ〜い。zzz...
タカオ君
2006/03/09 03:41
音楽に疎い私には、日本語であるはずの文章が理解出来ませんでした。(途中飛ばしたり…すみません・笑)
音楽に詳しいタカオ君さえ難しいみたい…なら、私が理解出来なくても、それは当然なんだ!ホッ!
周波数…高校時代、チャイムのなる少し前にスピーカーから聴こえる高い音がありました。
授業中も流れ続けてたりしてズ〜ッと気になってたある日、友達に「あの音気になんない?」って聞いても誰も聴こえないって…。
それ以来そんな話は人にはしてません・笑
海のはなし
2006/03/09 08:24
な〜るほど、目からウロコですね。
っていうことは、オクターブは別として、我々は純正律の和音を聴くことはほとんどないのですね。一度聴いてみたいです。

しかしジャズなんかでわざと不協和音を使うことがありますが、これがまた味が出ていいですよね。
う〜ん、奥が深い。
カンツォーネ
2006/03/09 10:10
タカオ君さん。
平均律は、周波数だけでは小数点以下第?位までとか使わないと
わりきれないので、
1オクターブを1200に分割して(単位はセント)
半音を100セントとして定めたもの、って習いました。
だから平均律においては、半音同士の関係はどこをとっても
全部100セントです。

純正律では、隣り合った音同士の幅(幅、という考えがもはや平均律的ですが)は等分ではないし、調によっても変動します。
ピアノや、フレットのあるギターなどを弾いてらっしゃる方には
ラはラであり、その音の高さが調や和声の関係により
変動するという考え方自体が
イメージできないかもしれませんね・・・。
ねこまっく
2006/03/09 23:08
海のはなしさん、こんにちは。
そういうの、ありますあります!
きっと海のはなしさんの耳は、高い方の可聴範囲が広いんですね。
携帯電話が鳴る前に、「ジジジジ・・」というかすかな音を感じることってないですか?
聴こえてるのかどうか自分でもわからないけど
なんとなく気配が・・・。
これもあんまりひとに言わない方がいいのかな(笑)

ところで、可夢庵の大将から連絡いただきましたよ。
ねこまっく
2006/03/09 23:13
カンツォーネさま、こんばんは。
そうなんです。音階といえばピアノで弾くあの音(平均律)をたいていの人はイメージするし、耳が平均律になってしまってますからね。

純正調で音がピタリと響き合うと、
その時鳴らしている音以外の音が聴こえることがあります。
これが「倍音」です。
その時鳴らしている音の倍の周波数の音(2倍、3倍、4倍・・・)が聴こえるんですね。
私は合唱歴が長いですが、自分が歌ってて
「あ、倍音が鳴ってる!」って体験できたのは
まだ3回しかありません。
コンサートでもまだ2回くらいしか聴いたことがないなあ。

ジャズには「ブルーノート」っていう独特の音の使い方もありますよね。
カンツォーネさんはジャズもお好きですか?
カンツォーネとは、ちょっとテイストが違うかしら?
ねこまっく
2006/03/09 23:25
よく歌ったり聴いたりするのは、スタンダードジャズです。
ヴォーカル以外はよく分かりません。
お酒飲みながら、ボーッと聴いているのは好きですけど。

質問です。ピアノの調律は、演奏会毎にやる必要があるのでしょうか?
また指揮者の好みに調律してもらうことはできるのでしょうか?
カンツォーネ
2006/03/10 23:11
カンツォーネさん、酒の好みだけでなく
音楽の好みも似ているようですね。私ももっぱらスタンダードです。ヴォーカルだけでなく、ジャズバンドやトリオなども好きです。

調律についてですが、そのピアノの状態にもよりますが、
気温や湿度、保存状態でピッチが狂ってきますので演奏会の前には必要だと思います。
で、指揮者の好み、というよりは
その日どんな曲を弾くか、その日どんな音色が望まれるか、
ということが重要だ、と、調律師さんが言ってましたね。
モーツァルト向きの音とベートーヴェン向けの音は違うし、
古楽をやるのか、現代曲をやるのかで、調律の仕方は変わってくるはずです。
以前、記事にも書きましたが、
http://neko-mac.at.webry.info/200508/article_7.html
同じピアノでも調律師さんによって音は変わるそうです。
ですから、指揮者の好みに、というか
「こういった雰囲気の音に仕上げてほしい」という注文はできると思いますよ。
ねこまっく
2006/03/11 03:36

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