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zoom RSS 楽譜は「音の絵」

<<   作成日時 : 2006/03/07 00:27   >>

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たまには、「お、音楽やってんじゃん」という話をしようかな♪

“楽譜”と言えば、五線譜を思い浮かべる人がほとんどだと思います。
はじめにト音記号やヘ音記号があって、
4分の4などの拍子が書いてあって、
小節線でくぎられた五線の上にオタマジャクシが並んでいるような。

でも、これが楽譜のすべてではありません。

楽譜は、音程や音の長さ、メロディーラインなどを
視覚的に表わした「絵」とか「表」のようなものです。
現在では圧倒的に五線譜が一般的ですが、
邦楽の世界では縦書きの和数字に長さや演奏法を添え書きしたものを今でも使っていますし、
ギターやマンドリンではメロディーラインに弦をおさえる指使いなどを添え書きした「タブ譜」が利用されています。
お坊さんの世界では「声明(しょうみょう)」を記した独特の記譜法があります。
クラシックでも現代音楽になると、どうやって読んだらいいのかさっぱりわからないような楽譜があります。(これはまたの機会に。おもしろいんだ、これがまた)

まあ、その中でも、楽譜として一番イメージしやすいのが「五線譜」。
ところが、この五線譜も変遷を繰り返して今の形になりました。

五線譜が確立される前は、「ネウマ譜」という楽譜が使われていました。
こんなのです。
画像


ね、これを見ると、楽譜が音や旋律を表わした「絵」だっていう気がしてくるでしょ?
「ネウマ譜」は、グレゴリオ聖歌(キリスト教のミサで歌われる聖歌)を記すために
9世紀ごろ現れ、11世紀ごろまでに記譜法が確立されました(・・・と習いました)。
メロディーの動きを曲線や点をつかって具体的に描いています。
今の楽譜のように、「ド」や「ラ」の位置は決まってなくて、
音程は歌い始めの音から相対的に決まります(移調が歌い手により自在ってこと)。

ネウマ譜も、時代が後に進むに従って、線が1本〜4本へ、
単旋律(モノフォニー)〜何段にもなる複旋律(ポリフォニー)へ、
音符にもハタがついたり、
紙の空きスペースに装飾をほどこしたり、と
どんどん変化していきます。

この写真は長崎の教会でガラスケースに展示されてたもの。
カラフルで、アーティスティックできれいでしょ?
線が5本・・・てことは、けっこう後の時代のものかな?
ミサに使われる聖歌の一節のようです。
え?ねこまっくはこれが読めるのかって?・・・なんとなくはね。

現在は、ルネッサンス期のポリフォニーも、ネウマ譜を五線譜に「むりやり」置き換えた、現代人に読みやすい楽譜がいっぱい出版されています。
ネウマ譜やソルミを一度きちんと勉強したいなと思っているのですがなかなか・・・。

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
ねこまっく先生、質問がございます。m(_ _)m
そもそも今の音階になったのはいつごろなのでしょうか。なんでまた1オクターブを12分割したのでしょうか。ギターを弾いていて、またピアノの鍵盤を見てフシギなんですよ。12分割なら白黒互い違いでいいのではないかと。。。
タカオ君
2006/03/07 03:32
去年の7月9日のブログに、坊主の歌う声明(しょうみょう)の楽譜を紹介しています。
線の形と方向と長さ、音がきまります。
節には呂(ろ)と律(りつ)があります。これがうまく歌えないと「呂律(ろれつ)がまわらない」といいます。
祐信
2006/03/07 11:22
「方向と長さで・・」
祐信
2006/03/07 11:23
タカオ君さん、こんにちは。
了解しました。その話題については
記事にしてアップします。説明が長くなるので。
ひとつだけ言えば、今、私たちがよく耳にするピアノなどの鍵盤 楽器の音楽は“濁っている”音階だということです。
それでは、記事アップをお楽しみに〜♪
ねこまっく
2006/03/07 15:50
祐信さま、ありがとうございます。
「呂律」がまわらないの語源が声明にあったとは
知りませんでした!
昨年の7〜8月に京都で開催された「世界シンポジウム合唱の祭典」で、声明を聞きました。
私がブログを開いたのはその後だったので
祐信さんの声明に関する記事も後から拝見させていただき、
とても興味深く読ませていただきました。
あのお団子のようなのは、「オオ〜ォ〜ォ〜ォ〜ォ〜ォ」って
こぶしをまわすような感じですかね?
ねこまっく
2006/03/07 15:57
う〜ん、楽しく勉強させていただきました。
<音程は歌い始めの音から相対的に決まります> これが原点ですよね。
私は音符が正確に読めないので、この音は前の音と比べて高いのか低いのか、次の音はこの音と比べて高いのか低いのか、と感覚的に頭の中に入れているようです。
次回講義を楽しみにしています。
カンツォーネ
2006/03/07 22:55
カンツォーネさま、それが正しい楽譜の読み方だと思います♪
だって、音の絵だもの。
最近、歌のレッスンはいかがですか?
ねこまっく
2006/03/09 01:34
なんとなくじゃなくて、意外と簡単に読めます。
知るって、楽しいですよね。
ありがとう!
Papalin
2007/03/07 21:22
この記事を書いたのが、なんとちょうど一年前でした。
その後、解説書を買って、ほとほとと読めるようになりました。
まだ実践で使うことはないけど。
ねこまっく
2007/03/07 21:31

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