ねこまっくの日誌

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zoom RSS ねこまっく的には記念日だ♪

<<   作成日時 : 2006/01/23 01:18   >>

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今日はコーラス9(ナイン)の練習でした。
ちょっと感激することがありました。

いつものように早めに練習場に入って、
練習の組み立てを考えながらピアノで和声の確認などしていました。
合唱団の方達も集まってきて、イスに座って談笑などしているふうでした。
練習開始約10分前、男声の何人かが立ち上がって
体操(ストレッチ)を始めました。
すると、それまで座っていた合唱団の人達が次々に立ち上がって
それぞれにストレッチをし始めたのです。

これまでにも、何人かは自主的にストレッチをしたりしていましたが、
個人レベルで終わっていました。
全員がやり始めたのは初めてのことでした。

バレーボールだって、卓球だって、たいていのサークルは
練習開始の前に個人個人が準備体操をしますよね。
でも、合唱ってそうじゃないんです。
指導者が「ハイ、練習始めます」と宣言してから、
体操、発声練習、音取り・・・というふうに練習が進んでいくんです。
ヘンでしょ?
もちろん、そうじゃない合唱団もたくさんあります。
うまい合唱団や、団員の意識が高い合唱団は、
団員が自分のすべき事を考えて、うまくなるためにすべき事を自主的に行っているはずです。
でも、私がこれまで所属してきた合唱団(全国レベルの合唱団も含め)は
先生が来るまでじーーーーーっとイスに座って待ってる合唱団でした。
私の知る限り、徳島県は概ねそうだな。

「ヘンなの」って私は常々思っていたので、
自分が指導する合唱団には、まずそういった意識面での取り組みから
指導するようにしています。
それも「練習の前にストレッチをしなさい」と私が押し付けるのではなく、
少しでもそういった自主的な行動のきざしが見えたら、
その行動を思いきりほめる、というやり方で。

全員で同じ体操、同じメソッドの発声練習をするというメリットはもちろんあります。
でも、それはそれとして、
“何のために自分達はここに集ってきたのか”
“自分はどういった音楽がしたいのか”
という思いを、団員のひとりひとりが考え、確認し、表現する手段のひとつとして
練習開始前の個々の行動があると思うのです。
言わば「心のウォーミングアップ」かな?

「コーラス9」でもこれまでにも何度か話してきたことなのですが、
今日、それが初めて形に現れました。とても自然に。

練習開始にはまだ早かったのですが、
この流れを大事にしようと、
「なにか歌いましょう」と、みんなが歌えるカノンを1曲。
いい雰囲気に場があたたまったところで、
しっかりと団員をほめました。
みんなちょっときょとんとしてましたけど、
熱心に私の話を聞いてくれていました。

続く発声練習でも、しっかりと指導はしながらとにかくほめる!
団員は調子に乗って歌う!応える!
よーし、「心のチューニング」もこれでOK、とほくそ笑みつつ、
練習に入っていきました。

教育用語で言うところの、授業の「導入」部分が完璧だったので
密度の濃いレッスンが付けられました。と、自画自賛。

私がかかわっている合唱団は、
どこも技術レベルの高い合唱団ではありません。
コンクールに出ようとか、夢のまた夢。
でも、コンクールとかの前にもっと大事なことがある、と思うのです。
負けおしみではなく。

“自分達はなんのためにここに集まって
           どうして歌うのか”
そういった思いがない所に、音楽的な向上や深まりはのぞめないと思うのです。

楽譜読めない。ラテン語ってなあに? ミサってなあに?
歌は「第九」しか歌えませーーーん。
そんなところから始まった「コーラス9」が、
ここまで成長してくれたことに、心から拍手。
だからなんですね。
ここのところ、「うまくなったねー」と誠心誠意ほめることが多くなったのは。

今日で、私のレッスンはひとまず終了で、
本番に客演してくださる指揮者の先生にお渡しすることになります。
映画『バルトの楽園』のおかげで、イベントや接待に合唱団が引っ張りだこで
間際に練習を詰めることができなかったため、
目指していた地点まで行き着くことができませんでしが、
最後にいいレッスンを団員と作ることができて、本当にうれしかったです。
グッジョブ、自分! グッジョブ!みんな!!

画像
写真は、2/19のコーラス9第2回演奏会のチラシです。
シューベルト・プロなので、大好きな『冬の旅』をイメージして
デザインしてみました。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
朝から清々しい記事を読ませていただきました。
ありがとうございます

さて、ブログの中の1枚の絵から見過ごされる何かを探したり、ひとつの単語から何かを探すのが好きなんですが…。
「コーラス9」の“9”って…
活動を始めた時のメンバーの数が9人?
メンバーのほとんどが、昭和9年生まれの方?
体脂肪9%の筋肉マンの集まり…などと勝手に想像してましたが。
最後に【第九】というキーワードが!
本当のところはどうなんでしょう?笑


海のはなし
2006/01/23 07:23
海のはなしさん、鋭い!
メンバーのほとんどが昭和9年生まれ・・・というのも
あながち間違いではないのですが、
お察しの通り、鳴門の「第九」を歌う会の有志による合唱団です。
「第九」だけじゃなくて、もっと合唱を楽しみたい、という声から始まりました。
命名は、団員からの公募です。
なかなかいい名称だと思うのですが、
時々、新聞などに「コーラスライン」などと書かれてズッコケます。
踊れってか?
ねこまっく
2006/01/23 18:40
いい話ですね。ねこまっくさんの思想を、団員の人たちが押し付けでなく、自然に自分のものにされたのですね。
ねこまっくさん、指導者としてもすぐれていますね。

『冬の旅』私も好きです。特に“あふれる涙”とトップの“おやすみなさい”大好きです。
いつかライブで歌ってみたいけど..無理かな?
ちなみにフィッシャー ディスカウの若い頃の声が好きです。
カンツォーネ
2006/01/23 20:47
カンツォーネさん、ありがとうございます。
私、大学の卒業演奏はドイツリートを選びました。
リートのすばらしさ、表現の奥深さを教えてくれたのが
F・ディースカウ様でした。
ディースカウの『冬の旅』や『詩人の恋』は今でも私のバイブルです。
どの曲も大好きーーー!
カンツォーネさん、ぜひライブで歌って下さい。
んで、その時は、ぜひ私にピアノ伴奏させてください (^-^)
ねこまっく
2006/01/23 21:41

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